大阪府の池田小学校事件や東日本大震災などが契機となって学校保健安全法に基づき
全ての学校に「学校の危機管理マニュアル」の作成が義務付けられています。
有事の際などに、そのマニュアルに従って学校が円滑かつ適切に対応を図る必要に迫られています。
校内であれば、ある程度の児童生徒の状況把握は可能ですが、登下校時や校外学習など学外での位置情報把握は困難です。
本システムは、在校するすべての児童生徒の位置情報を把握することによって、確実に危機対応を行う事を支援いたします。
学校の登下校中・校外学習時にも緊急事態が起こる可能性があります。現在、通信キャリアなどにより提供されている「見守りサービス」は“今どこにいるのか?”という問い合わせ型がほとんどで保護者による子どもの位置確認という内容で完結しており、せっかくのデータが学校側と共有されていません。本システムは学校単位での利用を前提としたサービスで「有事の際の学校による危機管理のための児童生徒の位置把握」機能と「平常時における保護者のための家庭向けみまもりサービス」機能を併せ持ちます。両方の情報を共有することで学校と家庭が連携して子供の安全を守るサービスを提供いたします。
児童生徒が身に着ける端末は、防犯ブザータイプ・名刺タイプの小型GPS端末で学校内への持ち込みが可能です。このGPS端末からの位置情報データをLPWA(Low Power Wide Area)回線などを通じて専用のクラウドサーバーに送信します。消費電力が少なく長距離通信が可能なため、「あらゆる場所」においても子どもの位置をキャッチしやすくなります。学校でも家庭でもインターネットに接続されたパソコンおよびタブレットなどから、クラウドサーバーにアクセスすることで児童生徒の位置情報を確認でき安心です。
【学校向け位置情報サービス】
【保護者向けみまもりサービス】
有事における位置情報利用だけではなく、平時においても出欠確認に利用していくなど校務・教務システムとの連携を想定しております。学校での利用環境に応じて機能の拡張など対応してまいりますのでご要望をお聞かせください。