コラム
オゾン発生器が除菌や脱臭に役立つ理由|その効果のほどは?
公開日2021.12.27
更新日2021.12.28

オゾン発生器が除菌や脱臭に役立つ理由|その効果のほどは?

太陽光からの有害な紫外線の大部分を吸収し、地上の生物を守っているオゾン層。このオゾンを発生させるオゾン発生器が除菌や脱臭に役立つのをご存知でしょうか。空間や対象物に存在しているウイルス・細菌などへの除菌効果や、においの元となる物質を分解する効果があるという研究が進み注目を集めています。

オゾンとは?オゾンの基礎知識

オゾンは、空気中の酸素原子が3個結合した状態(酸素の同位体:O₃)です。大気を自浄(脱臭・除菌)する能力があります。成層圏(およそ10~50km上空)に大気中のオゾンの90%が存在し、太陽から発せされる有害な紫外線を吸収しています。地上では森林や日差しの強い海岸などにかなり低い濃度で存在しています。

酸素(O₂)は2個の原子が2個の電子を共有し安定状態になっています。この酸素と比べてオゾン(O₃)は不安定な結合をしているため、チャンスがあればすぐに他の物質と融合し酸素(O₂)に戻ろうとする特徴も持っています。この特徴が除菌や脱臭に役立つことになります。

オゾンの安全性|人体への影響について

皆さんが良くご存知の酸素や二酸化炭素も高濃度になると人体に悪影響があるように、オゾンも高濃度になると人間にとって有害です。日本産業衛生学会が発表している「許容濃度等の勧告(2021年度)」によれば、オゾン濃度0.1ppm(0.2mg/m³)以下と定められています。現在の研究では、0.1ppm以下の低濃度のオゾンは人体には影響を与えることはなく、高濃度になるにつれて人体に悪影響があると考えられています。

オゾン濃度(ppm) 人体への影響
0.1 臭気があり喉・鼻に刺激を与える
0.2~0.5 視覚が低下する
1~2 頭痛・胸部の痛み・咳
5~10 脈拍増加・肺水腫
15~20 小動物は2時間以内に死亡
50 人間が1時間で命の危険性

オゾンの除菌効果・消臭効果

細菌を分解する

オゾンは細菌の細胞膜を分解し溶菌することができます。分解のプロセスにおいて、抗生物質や抗菌剤のように細胞を壊したり成長を阻害したりするものではないため、オゾンは繰り返し使用しても耐性菌ができないという特徴があります。

ウイルスを不活化する(感染力を失わせる)

ウイルスは宿主と共生関係にあり宿主の力を借りて増殖します。生物か否か結論も出ていない不思議なものです。細胞がなくゲノムとそれを囲むエンベロープタンパク質などで出来ており、他の細胞に寄生し増殖します。ウイルスが宿主に接触する構成要素であるエンベロープタンパク質・カプシド・核酸などをオゾンが破壊することで不活化する(感染力を失う)と考えられています。

においを分解する

においの元の物質に触れると相手を破壊し元の酸素に戻る性質があります。オゾンがにおいの元となるアンモニアなどの物質に接触すると、酸素原子が臭いの物質と融合することにより酸化分解が起こり、においを消します。オゾン(O₃)は、酸素(O₂)に比べると不安定な状態なため、においの物質が近くにあるとO₃の酸素元素を1つ分離してO₂になろうとする性質があります。

オゾン発生器を利用した除菌のメリット5つ

1.耐性菌を作らない

薬剤による除菌は、使い方を間違えると耐性菌が発生し、より強力な薬剤が必要になります。オゾンは細胞そのものを破壊するため耐性菌を生みません。

2.残留性がなく取扱いしやすい

オゾンは反応後、酸素に戻るだけです。使用濃度を管理すれば、安全性も高く取り扱いも容易です。多くの塩素系薬剤に比べ、残留性がない(元の酸素に戻るだけ)ので、使用時の濃度を守り・正しく使用すれば安全で取り扱いが容易な物質です。

3.空間の隅々まで行き渡る

空気清浄機はフィルターで吸着してきれいな空気を送り出すだけですから、空間の中にある例えばオフィスであればデスクの上やパソコンのキーボード、電話の受話器、出入口の扉の取っ手などは除菌されません。しかしオゾンは完全な気体ですから空気の流れに乗って拡散し手が届かない天井や棚の裏まで届き、除菌・脱臭します。

4.脱臭効果がある

芳香剤による防臭は臭いを覆い隠しているだけですが、オゾンはにおいの元を分解します。

5.メンテナンスが楽で手間がかからない

空気が原料ですから薬剤の補充が必要ありません。メンテナンスも簡単で気軽に使うことができます。

オゾン発生器を使用する際の注意点

1.オゾンが高濃度の空間には人を近づけないこと

高濃度の設定ができるオゾン発生器を使用して除菌・脱臭する場合は、人が入らないようにして発生器を稼働させる必要があります。

2.劣化が進む材質のものを発生器の近くに置かないこと

天然ゴム・貴金属・革・鉄(被膜処理していないもの)などを使用しているものが濃度の高いオゾンに触れると劣化の進む一因となりますので注意しましょう。

3.空間に臭気が残る可能性がある

人が臭気を感じ始めるのはオゾン濃度が0.002pmm程度からといわれています。高濃度で除菌・脱臭した場合は、空間に臭気が残る可能性がありますので十分に換気させるなどの対応が必要になります。

注意点はいくつかありますが、粗悪な製品を使ったり、使用方法を間違えたりしなければ、人体に危険な影響を及ぼすほどの濃度になることはありません。安心してお使いいただければと思います。

除菌・脱臭におすすめのオゾン発生器

そこで皆様におすすめしたい製品がエアクリーンNYC(ナイス)です。2畳ごとの細かな設定が可能(6畳~48畳の空間に対応)で、安全でかつ空間の広さに対して除菌・脱臭の効果のある濃度のオゾンを発生させることができます。A4サイズより一回り小さいコンパクトなボディで設置や移動も簡単に行うことができます。高性能の「低温プラズマ発生体」を採用し耐久性の高いオゾンを安定的に生成しますから、空間の隅々まで効果が見込めます。

オゾンを使って効果的な除菌・脱臭を行いましょう

オゾン発生装置は薬剤を使った除菌・脱臭とは、アプローチの方法がまったく違う除菌力・脱臭力をアップする方法ですね。オゾンの特長を上手くいかし皆さんがお過ごしになる空間をより快適で安心な環境になるように、今回のコラムをお役立ていただければ幸いです。

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